アートでてつがく対話&未来会議 2021年12月11日
2021年 12月 11日
今日も一日犬てつ日和。
午前は「アートでてつがく対話」、午後は「未来会議」でした。
★アートでてつがく対話
まずはバッハの胸像の3分間クロッキーに挑戦します。
全体を描くの? 好きなところを描いていい?
大きさは? 消していい? 空想で描いてもいい?
いろんな質問が飛び交うなか、まずは何でも好きに3分間描いてみようということで描きあげたところ、
眼だけクローズアップしたり、とっても小さく描いたり、
みんなそれぞれの視点や大きさや描き方。
2回目はみんな自由に楽しんで描きました。
次いで、
作者もお題も最後までわからないなか、一枚の絵をじっくり見ながら対話します。
海の色が明るくておだやかに見える一方で、後ろの線が立ち並んで激しくみえる。
暗くて悲しいようにも見えるけど、じっと見ているとどんどん明るく見えてくる。
海の上に線が描かれているのは波なんだろうか?
線は影?どうして影だと思うんだろう?
どうして海だと思うんだろう?
海の上の船はただの黒の塊にしか見えないようにも思えるのに、
どうして船に見えるんだろう。
近くで見るのと離れて見るのとでは印象が違う。
真正面から見ると船に目がいくけど、左からみると背景の煙に目がいって怖くなる。
戦争みたい。汚染された後の世界みたい。
タイトルをつけるとしたら?
「太陽と船と海」「世間はそんなに甘くないぞ」「太陽」「 」
「黒いしみ」「霧」(朝曇り)「予知夢」
「夕日と船」「夕日と海」「夕日」
「朝ごはん」「暗い中の明るみ」
有名な絵なのに、大人もここまできちんと見たことはなくて。
近さ遠さ、見る場所によってどんどんと見え方が変わってくる。
明るい絵だと思っていたのに、じっくり見ると戦争の暗さもたたえている。
いろんなものが凝縮されて複数の見方を提示してくれる絵。
最後に、リソグラフで作成した解説ポスターをお土産に。
いつかまた(きっと美術の教科書で?)この絵との出会い直しもあるかなと。
タイトルからはなかなか思いつかない、「暗さ」を見てとった記憶を思い出してもらえるといいな♪
★未来会議
午後からはハチ公園さんを会場に未来会議です。
このイベントはどういう名前のイベント?
人に話すとき、招待するときになんていう名前で伝える?
という問いかけがリサさんからあって、
一挙に具体的なイメージとストーリーがわきあがってきました。
具体的な内容はまだここでは内緒ですが、かなりわくわくするような展開になりそうです。
湯川さんからも、何かプロジェクトを組むときは、大枠から考えるのが手っ取り早い。
ストーリーとステージを分けて考えたり、大、中、小の区別をつけたりといったアドバイスをもらいました。
本番までのスケジュール。
未来会議で使える予算。
を確認して、
少しづつ形が見えてきています!
by inutetsu
| 2021-12-11 20:53
| 子どもと大人のてつがく対話