悪口ってなに?
2023年 09月 14日
9月9日(土)てつがく対話開催しました。
テーマは「悪口」です。

今回の犬てつは、初参加者が4人。いつもの犬てつっ子メンバーの大半が用事が重なって参加できないという今までにない集まりになりました。大人とこどもをあわせて全部で11人。
まずはじめに、呼ばれたい名前と質問に一つ答えてもらいます。
最近の犬てつでは、呼ばれたい名前を聞いても本名を答える人が多くなってきていたので、今日は「動物」にまつわる名前を選んでつけてもらうことにしました。本名だと、いつものメンバーはお互いに知ってるけど、はじめての人は一から覚えないといけない。本名だと呼ぶときに間違うと申し訳ない気がするけど、その時につけた名前だと間違っても覚えられなくても当然だと思えて気が楽。本名と違う名前だと、どんな名前をつけるかでもその人の人となりが見えてきたりする。本名と違うとこの場だけの何者かになれたりする。ということで、みんなに名前をつけてもらったら、昔買っていたペットの名前から、思いもよらない動物まで、いろんな名前が出てきました。
まずはじめに、呼ばれたい名前と質問に一つ答えてもらいます。
最近の犬てつでは、呼ばれたい名前を聞いても本名を答える人が多くなってきていたので、今日は「動物」にまつわる名前を選んでつけてもらうことにしました。本名だと、いつものメンバーはお互いに知ってるけど、はじめての人は一から覚えないといけない。本名だと呼ぶときに間違うと申し訳ない気がするけど、その時につけた名前だと間違っても覚えられなくても当然だと思えて気が楽。本名と違う名前だと、どんな名前をつけるかでもその人の人となりが見えてきたりする。本名と違うとこの場だけの何者かになれたりする。ということで、みんなに名前をつけてもらったら、昔買っていたペットの名前から、思いもよらない動物まで、いろんな名前が出てきました。
ついで、「悪口と言って思い出すエピソードや思うことはなんですか?」という質問に一人づつ答えてもらいます。もちろん、傷つきの体験にまつわることもあるだろうから、話したくないものは話さなくてもいいということはしっかりお伝えします。
そして、哲学対話自体がはじめての方もいらっしゃるので、この犬てつではどういう場を作りたいと思っているかについて、いつもよりも丁寧な説明をした上で、哲学対話をはじめました。
今回のテーマは「悪口」。
このテーマを選んだのは、最近出版されて話題となった和泉悠さん著の『悪口ってなんだろう』という本を読んだからです。この本では、言語哲学を専門とする和泉さんが、「悪口とは一体何か?」という問いについて、いろいろな側面から一冊すべてで検討されています。
この本を読むと、「悪口」ということを考える上で、よく出てくる意見(「人を傷つけることば」「悪意を持ってことばで攻撃すること」)で説明しきれない点はどこにあるか、検討すべき点はどこにあるかが、とてもよくわかります。そして、「悪口はどうして悪いのか」「どこからどこまでが悪口か」「悪口はどうして面白いのか」の三つの問いについて考えながら、悪口に関連することばの仕組みについて理解を深めていくことができます。
さて本番。
この本を読むと、「悪口」ということを考える上で、よく出てくる意見(「人を傷つけることば」「悪意を持ってことばで攻撃すること」)で説明しきれない点はどこにあるか、検討すべき点はどこにあるかが、とてもよくわかります。そして、「悪口はどうして悪いのか」「どこからどこまでが悪口か」「悪口はどうして面白いのか」の三つの問いについて考えながら、悪口に関連することばの仕組みについて理解を深めていくことができます。
さて本番。
「悪口って悪いもの? どうしてそう思う?」という問いからスタートしてみました。
とても充実した対話になったのですが、ちょっとまとめる余力がなく。すみません、対話の詳しい内容はここでは省きます!
ホワイトボードを見てみてくださいね。
大枠としては、最初は傷つく人がいるから悪いといった話ではじまりましたが、問いを吟味していくなかで、どうやら反論の余地がない対等じゃない通告が悪いんじゃないかという視点がでてきました。


私のなかでは、小さい頃の定番だった「お前の母さんデベソ」というほぼ死語に近い悪口が、これって全然傷つかないけど本当に悪口なんだろうかと気になっていたのですが、これも相手を傷つけるために発せられるものではなく、相手をおとしめるために言うものだと考えると、なるほどなと納得です。そして、お互いに対等な立場で言い合うことができ、さらにはおとしめつつも傷つけない。ある意味、洗練された?喧嘩の作法だったとも言えるようにも思えてきました。
一方で、今は明らかな「悪口」と言える言葉がほとんど使われなくなってきて、かわりに「いじる」という言葉とかが使われるという話もでてきました。ちょっと盛り上がる形でもちあげつつ、実は深いところで傷つけていることがある。あきらかな「悪口」というものは、意外と大事な役割をもってたりするのかも?
この本を読んでから哲学対話を実際にやってみるのはおすすめです。
本と同じ展開になるわけではないけれど、本のなかで取り上げられているかなりの論点が、1時間ほどみんなと話すなかで次々と出てきました。多様な経験を持ち出しながら、みんなで一緒に考える哲学対話はやっぱりすごい。
いつもはうるさすぎて大変な犬てつですが、今回はじっくりゆっくり対話が進む、新鮮な時間でした。
ご参加のみなさま、ありがとうございました!
次回は11月25日(土)2-4時@余遊亭です。
みなさまのご参加お待ちしております。
みなさまのご参加お待ちしております。

犬てつ ミナタニアキ
by inutetsu
| 2023-09-14 21:59
| こどもと大人のてつがく対話

